学校と保護者のすれ違いをなくしたい
小学生の保護者が、学校や先生との関わりで悩まないためのブログ。 元小学校教員×民間経験×現学習支援員の視点から、“学校の本音”と正しい対応をわかりやすく解説します
学校との関わり

【元小学校教員が伝えたい】保護者面談で先生に聞くべきこと・聞かない方がいいこと

保護者面談は「先生に評価される場」ではありません

こんにちは。あさです。

保護者面談が近づくと、

先生に何を聞けばいいんだろう。

こんなこと相談して迷惑じゃないかな。

限られた時間で何を話せばいいんだろう。

そんな不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

私は小学校教員として8年間勤務し、担任だけでなく、生徒指導主任や校内研究主任なども経験しました。現在は学習支援員として学校現場に戻り、子どもたちの学習や生活を支援しています。そして何より、私自身も2人の子どもを育てる保護者です。

教員として面談を行う側、そして保護者として面談を受ける側、両方を経験した今だからこそ伝えたいことがあります。

それは、

保護者面談は先生に評価される場ではなく、「子どもの成長を一緒に考える作戦会議」だということです。

今回は、保護者面談で聞いてよかったこと、逆にあまりおすすめしない聞き方についてお話しします。

保護者面談の本当の目的

保護者面談というと、

「学校で問題を起こしていないかな。」

「先生から注意されるのかな。」

そんなイメージを持つ方も少なくありません。

でも、多くの先生が一番知りたいのは、

家庭でのお子さんの様子です。

学校では見られない姿があります。

家ではよく話すのか。

最近元気がないのか。

何か悩みがありそうなのか。

そうした情報は、先生にとってとても大切です。

逆に、学校でしか見られない子どもの姿もあります。

だからこそ、保護者面談は「学校」と「家庭」の情報を持ち寄り、一緒に子どもを支えるための時間なのです。

先生がうれしい質問

教員時代、「この面談をしてよかったな」と感じる保護者の方には共通点がありました。

それは、子どもの成長に目を向けた質問をしてくださることです。

例えば、

  • 学校ではどんなことを頑張っていますか?
  • 友達とはどんな様子ですか?
  • 最近成長したと感じることはありますか?
  • 家庭でできるサポートはありますか?
  • 今後、意識するとよいことはありますか?

こうした質問は、先生も具体的に答えやすく、お互いに前向きな話し合いになります。

私自身も、子どもの良いところを家庭でも褒めてもらえそうだと感じると、とてもうれしかったことを覚えています。

あまりおすすめしない聞き方

もちろん、不安や疑問を相談することは大切です。

ただ、伝え方によっては建設的な話し合いが難しくなることもあります。

例えば、

「なんでうちの子だけ注意されるんですか?」

「○○さんには何も言わないんですか?」

というように、他の子と比較する話し方です。

先生も一人ひとりの子どもを大切に見ていますが、個人情報の関係もあり、他の子について詳しく話すことはできません。

それよりも、

「家ではこんな様子なんですが、学校ではどうですか?」

「親としてどんな声かけをするとよいでしょうか?」

という聞き方の方が、子どものためになる情報交換ができます。

私が今でも忘れられない保護者面談

私には今でも忘れられない面談があります。

ある保護者の方は、面談の間、学校での様子を熱心に聞いてくださいました。

私は学校で見えている姿をできるだけ丁寧にお伝えし、面談は終わりました。

そのとき私は、家庭での様子について深くお聞きすることができませんでした。

それからしばらくして、その子は少しずつ学校を休みがちになりました。

後になって知ったのは、実は家庭では以前から学校での悩みを話していたということです。

「もっと家庭での様子を聞いていれば、違う支援ができたかもしれない。」

担任として、今でも心に残っている出来事です。

学校で見えている子どもの姿は、その子の一部分でしかありません。

そして家庭で見えている姿も、また一部分です。

だからこそ、学校と家庭がお互いの情報を伝え合うことには、大きな意味があります。

保護者面談は、先生が一方的に話す時間ではありません。

家庭で感じている小さな違和感や、何気ない一言こそが、子どもを支える大切なヒントになることがあります。

面談の後こそ大切にしてほしいこと

保護者面談が終わったあと、

「先生に何を言われたと思う?」

子どもを問い詰める必要はありません。

それよりも、

「先生が頑張っているところをたくさん教えてくれたよ。」

「学校でこんなことを頑張っているんだね。」

と伝えてあげてください。

子どもは、学校でも家庭でも認められていると感じることで、自信につながります。

もし改善点を伝えられた場合も、「一緒に頑張ろうね」という姿勢で寄り添ってあげることが大切です。

保護者の方へ伝えたいこと

保護者面談は、先生と保護者が向き合う時間ではありません。

先生と保護者が、子どものために同じ方向を向く時間です。

先生も完璧ではありません。

保護者も完璧ではありません。

だからこそ、お互いの立場から見える子どもの姿を共有することが、よりよい支援につながります。

緊張しすぎず、「子どものことを一緒に考えたい」という気持ちで参加してみてください。

きっと、有意義な時間になるはずです。

まとめ

保護者面談は、学校と家庭が子どもの成長を支えるための大切な機会です。

先生に聞きたいことを事前に整理し、家庭での様子もぜひ伝えてみてください。

学校と家庭が信頼関係を築くことで、子どもはより安心して学校生活を送ることができます。

ぜひ、保護者面談を「子どもの未来を一緒に考える作戦会議」として活用してみてください。

みなさんにとって実り多い面談となりますように。ではまた。