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小学生の保護者が、学校や先生との関わりで悩まないためのブログ。 元小学校教員×民間経験×現学習支援員の視点から、“学校の本音”と正しい対応をわかりやすく解説します
子育て

【元小学校教員が伝えたい】子どもが掃除をしない理由|「掃除しなさい」で動かない本当の理由

「掃除しなさい!」を100回言っても、子どもは変わりません

こんにちは。あさです。

学校でも家庭でも、

「掃除しなさい。」

「早く動いて。」

そんな声かけをしたことはありませんか?

教員だった頃の私も、掃除の時間になると遊び始めたり、おしゃべりをしたりしている子を見て、

「掃除しよう」

「掃除しなさい」

と何度も声をかけていました。

でも今振り返ると、その言葉だけでは子どもは変わりませんでした。

なぜなら、子どもは「掃除しなさい」という命令ではなく、「自分がやる意味」を感じたときに初めて動き始めるからです。

今日は、私が学校現場で学んだことをお話しします。

掃除をしない子は、本当に「やる気がない」の?

掃除の時間になると、

ほうきを持たずに友達と話している子。

机にもたれて動かない子。

ぼーっと立っている子。

そんな姿を見ることがあります。

でも、その子たちは本当に、単純に「掃除をしたくない」と思っているのでしょうか。

私は少し違うと思っています。

実際には、

・何をすればいいか分からない

・誰かがやってくれると思っている

・褒められた経験が少ない

・掃除が「やらされるもの」になっている

そんな背景があることが多いのです。

私も「掃除しなさい」と言い続けていました

教員になったばかりの頃は、

「早く掃除して。」

「まだ終わってないよ。」

そんな言葉を繰り返していました。

でも、言えば言うほど動かなくなる子もいて、そうした指導を繰り返すうち、場の雰囲気そのものが険悪になっていきました。

まさに「やらされる」状態。

困ってある日、学年主任の先生に相談すると、声のかけ方を変えるだけでその子に伝わったりすることがあるよと教えてもらい

「ここ、一緒にやってくれる?」

と声をかけてみました。

すると、それまで窓際で動かなかった子が、一緒に掃除を始めたのです。

やってくれた理由はいくつかあるかもしれません。

「先生と一緒なら」

「依頼されたから」

ともあれ

私は「命令」ではなく「参加できる(したい)空気」をつくることが大切なんだと気づきました。

私が教室で実践していた4つの工夫

それからは、掃除の時間の関わり方を変えました。

① 声のかけ方を変える

「掃除しなさい。」

ではなく、

「ここ、一緒にお願いしてもいい?」

「〇〇くん、この場所を任せてもいい?」

と役割をお願いする形にしました。

② 役割をはっきり伝える

子どもは、

「掃除して。」

よりも、

「黒板お願いできる?」

「窓を拭いてくれる?」

の方が動きやすくなります。

やることが具体的になるからです。

もちろん、その先にある「自分で掃除する場を選ぶ(探す)」ことができるようになることも大切です。ですが、全く掃除をしてくれない子への第一歩としては、かなりハードルが下がると思います。

③ 先生が最初に動く

私自身が楽しそうに(一生懸命)掃除を始めると、

不思議と子どもたちも少しずつ動き始めます。

子どもは、大人の姿をよく見ています。

④ できた瞬間を認める

掃除が終わったあと、

「ありがとう」

「助かったよ」

「ここ、すごくきれいになったね。」

そんな一言を伝えるようにしました。

すると、自発的に動ける子が少しずつ増えていきました。

掃除は、心を育てる時間

掃除は、教室をきれいにするためだけの時間ではありません。

自分の役割を知る。

友達と協力する。

誰かのために動く。

最後までやり切る。

そんな力を育てる時間でもあります。

だから私は、

掃除そのものよりも、

「掃除を通して何を学ぶか」

を大切にしていました。

保護者の皆さんへ伝えたいこと

家庭でも同じです。

「片付けなさい。」

よりも、

「テーブルを拭くのお願いしてもいい?」

「洗濯物、一緒にたたもう。」

そんな声かけの方が、子どもは動きやすくなります。

そして、

できたら必ず認めること。

「ありがとう。」

「助かったよ。」

その一言が、

「またやろう。」

という気持ちにつながっていきます。

まとめ

掃除をしない子を変えるのは、

「掃除しなさい。」

という言葉ではありません。

役割をつくること。

一緒にやること。

できたことを認めること。

その積み重ねが、

「やらされる掃除」を

「自分からやる掃除」に変えていきます。

掃除は、部屋だけでなく、

子どもの心も少しずつ育ててくれる時間なのだと私は思っています。

ではまた。


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