価値観

人のやさしさにふれて

 こんにちは、あさです。昨日、評価面談手続きのため学校へ行きました。

倒れて以来、初めて校舎内へ。かなり緊張しましたが、思っていたより体はあまり拒否反応を示さず、無事に手続きも終えられました。

 仰々しい書きぶりですが、今の私にとってはそのくらい大きな出来事でした。そこでの出来事と、感じたことをつづってみようと思います。

1.半年ぶりの

 校長との面談だったので、ほかの同僚には合わないつもりでしたが、17時過ぎの学校にはまだたくさんの先生方が働いていて、「あ~ひさびさだなあこの感じ」と思いつつ、できるだけ人目をさけて職員玄関を通り、校長室へ向かいました。

 まず、本当に安心させてもらえたのは、校長先生と事務の方々が優しく出迎えてくれたこと。ある意味不登校になっていた自分にとってはすごくありがたいことでした。同時に、世の不登校児はこんな風に緊張しながら学校へ行くんだな、とも思いました。

2.評価面談

 年度の内、4か月以上勤務している場合は、評価の対象になるようです。今回初めて知りました。わたくしあさも1学期までは勤務できていたので、校長より連絡があり、

「育児休暇を取るにあたって、一度復職の形をとってから手続きを進めたい。同時に今年度の評価面談もその場で持ちましょう」

とのことでした。職場に戻らないのに復職の手続きをするのは不思議な感覚ですが、確かに病気休暇中(正確には期限が切れるので休職中)の人間が育児休暇を取得するのも変な話ですよね。

校長室に入り、軽く近況報告などの雑談を交えつつ、評価面談を行いました。面談内容はこの場でお話しするのが相応しいかどうか微妙なので控えますが、前向きな内容でお話をいただけました。

「また戻ってくるのを楽しみに待ってます」

このようにも言ってもらえました。涙が出そうなほどうれしい一言でした。

3.再会

 面談後、校長室を出て、できればすぐに帰りたいと思っていました。久々の学校で緊張していましたし、他の同僚にあっても合わせる顔がないと思っていたからです。

でも、校長室を出てすぐにお世話になっていた兄貴分の先輩に出くわし、

「うわっど~しよ」

って正直思ったんですが、先輩は私の顔を見るなり笑顔で

「お、久しぶり^^」

近寄ってきて

「子ども生まれたって?何月?」

「これから父ちゃん頑張らんとな~」

「職員クラブから出産祝いださなきゃね」

と、いつも通りフランクに話してくれました。話していると担当していた学年のメンバーも私を見つけて話に来て、とてもすぐに帰ることのできる状況ではなくなりました。

「学級集合写真に先生の写真載せたいって子どもたちが言っているんだけど、写真撮ってもいい?」

「子どもたち頑張ってるよ」

「先生のこと心配してたよ~」

「元気そうで安心した」

「学校のことは心配しないでね」

...疲れた。なんか変な汗をかいてました。

でも、

...会えてよかった。

4.人のやさしさにふれて

 今日のタイトルなんですが、親族以外の人間は極力合わないように過ごしていたので、本当に久しぶりに、意識的に「人」と話したんですね。

意外だったんですが、もっと自分がどもってしまって何も言えない状況になると思いきや、話せたんですね。これが。

なんか本当に意外でした。そして不思議と、学校からの帰り道は疲れだけでない「何か」が自分の中にありました。高揚感とまではいかないですが、思ってた自分とは違う自分がいたというか、何というか。

人のやさしさにふれて、前向きな気持ちになれました。不思議ですね。

みなさんには今の私がどのようにみえますか。これだけのことでって思われるかもですね。でも、一度病気した自分としては、結構なニュースだったんですね。

つたない話に付き合っていただきありがとうございます。この前向きな気持ち、大切にします。