こんにちは、あさです。温暖化で各地域暑い日が続きますが、朝夕は徐々に秋めいてきたのではないでしょうか。
さて、今日はタイトルにある通り、「面談」をテーマにお話しします。私自身、保護者を学校に迎えての面談はかなり重要視していました。
結論から言います。
- ふだん、学級のどの子と仲良くしていますか?(過ごしていますか)
- 家で教えた方がいいことはありますか?
- 学級の雰囲気はどうですか?
この3つはぜひ、担任の先生に聞いてほしいです。
なぜこの3つなのか、1つずつ理由や目的についてお話ししますね。
面談のそもそもの目的
面談って、どこか堅苦しいですよね。私もどうにかならないものかとすごく悩みます。
なぜそうなりがちなのか、たくさん考えました。
「お子さんの現状をしっかり伝えなきゃ」「うちの子は学校でうまく行ってるのかしら」
こうしたことが頭にあるので、自然と緊張した場になるのではないかと。(もちろん他にも学校によって、保護者によって、様々あると思います)
ではそもそも、なんのために面談ってするのでしょうか。
もちろん目的があります。学校側の視点は大きく分けるとふたつ。
- 子どもの学校での様子を伝える
- 子どもの家庭での状況を知る
こうしてみるとシンプルですよね。
近年は家庭訪問をなくす学校や自治体が増えています。私の勤務する学校もお休み(育児休暇)をいただいている間に家庭訪問を廃止していました汗
そのため、面談の重要性は各保護者との対話できる機会として余計に高まっているのではないでしょうか。
でも、せっかくお互いに時間を取って場を設けているのに
- 何を話せばいいかわからないなあ
- 担任に伝えておいた方がいいことはあるのか?
- 要望しすぎると担任に迷惑に思われるかな..
といった疑問や不安があると、なかなかうまくいかないですよね。ただでさえ10~15分程度しかとられていないのですから。
そこで、先に話した3つの質問が役に立ちます。質問3つに担任が答えると、あっという間に10分以上経っています。
そのくらい、面談の時間というのは限られているんですよね。
私としても質問内容は厳選して絞りました。1つずつお話しさせてください。
質問1 普段、学級のどの子と仲良くしていますか?
これを聞くのには理由が二つあって、一つは仲良くしている子、一緒に行動している子を知っておくことで、メリットがたくさんあるからです。
・仲良くしている子やその保護者と話すきっかけを作ることができる
・我が子が学級の中でどんな立ち位置なのか知る材料になる
・家で話す話題を作ることができる
など、知っておくだけでかなりお子さんの状況をつかみやすくなったり、お子さんとのコミュニケーションの助けになります。ぼんやりと「学校ではどうですか?」と聞くと、担任としては「授業での様子を話せばいいのかな」となりがちです。
授業での様子は参観日にも見ることができますし、何か課題があれば担任の方から優先的に話されるので、友達関係を聞くのが個人的におすすめです。
そしてもう一つの理由が、これは少し担任の先生を品定めするようで書きにくいことなのですが、
・担任が我が子を見れているか
これが分かります。私自身、聞かれたときに「あれ、だれと仲いいんだっけ」となってしまうときがありました。それ以来、その子をよく観察するようになりました汗
この質問に担任が「あの子と一緒によく外に遊びに行きますよ」「教室で本をよく読んでますね」「この間~さんとけんかしたのですが、すぐに仲直りして遊んでましたよ」などたくさん話せてもらえると、保護者としてはうれしいですよね。
つまり、それだけその子のことをよく見れているということ。
ただ、ここは教員目線として補足しておきたいのですが
教員も人間なので、時期にもよりますが面談が1学期の始めにあると、まだまだ見れていない子がいたりします。担任としては1年かけて学級全体を成長させていくために動いていますので、そこは保護者の皆さんにもご理解いただきたいです。
教師も面談後はその内容を教育活動に生かしていますので、どうか我が子を預かる担任の先生を信頼してくださいね。
質問2 家で教えた方がいいことはありますか?
これは担任としてはとてもうれしい一言です。家庭側にも協力してくれる意思があるとすごく心強いですし、学校での様々な指導に相乗効果を望めるからです。
実はこの質問は聞き出したい内容を別の言い回しで言い換えているんですね。それは何かというと、
「うちの子の課題って何でしょうか?」
です。これ、直接聞くと担任は答えにくいんです。「よくケンカするんですよね」とそのまま伝えられる関係が築けていればいいのですが、大抵の場合面談はほぼ初対面です。
「家でできることがあれば協力するよ」というメッセージを伝えれば、担任も「実は今日友達とけんかしてまして。ご家庭でその日学校であったことを聞いてあげてください。」
という風に話しやすいと思います。まあ本来であればお子さんのためなので課題は共有すべきなのですが、そういうわけにもいかなくなっているのが現状の学校現場だと思いますね汗
質問3 学級の雰囲気はどうですか?
え、子どものこと聞かなくていいの?って思われるかもですが、これ意外と面白い話聞けることが多いんです。
「学級でこんなことがあって、今ブームになってるんですよ」
「言い合いになってたんですけど、~さんの一言でみんなが納得したんですよね」
といった、学級で日々起こっている小さな出来事であったり、
「~の授業ではあの子がみんなを引っ張ってるんですよ」
「授業の後、いつも~さんは質問しに来るんですよね」
などの学習の様子、雰囲気が聞けたりします。直接我が子の話でなくても、自分の子どもが在籍する学級の雰囲気を知ることができると、なんだか安心しませんか?
もちろん、学級によっては雰囲気が崩れていたりすることもあるので、担任の先生によってはあまり多くを話してくれなかったりする可能性もあります。本来は学級の状況を正しく伝えることが必要ですが、人間心理的に、事実を隠してしまうというのもままあることです。
その場合は校長先生などの管理職の先生に相談したり、学級の雰囲気を聞いてみたりしてもいいかもしれません。
でも、一番大事なこと
ここまで、これ聞くといいよ!という3選をお話しさせていただきました。でも、身もふたもないこと言いますが、結局一番大事なのは
親として子どものために知りたいことを聞く
ということです。だからそれは保護者によって「学力」かもしれないし、「人間関係」かもしれないし、「特別な支援を要すること」かもしれません。
あくまで私「あさ」の3選なので、世の保護者の皆さんにはぜひ参考にしていただいて、一番聞いてみたいことを担任の先生とお話ししてみてくださいね。
たくさん質問する保護者を教員は決して迷惑とは思っていません。「我が子に関心をしっかりもっている保護者」だと感じています。
ぜひ、面談の機会を有意義なものにされてください。ではまた。