価値観

大人にとっての「夏休み」を考える

 ご無沙汰していました。あさです。

前触れなく投稿が途絶えていたので、読者の皆さんの中には離れてしまった方もいるかもですね汗 本当は「夏休みしてきます」と言っときたかったのですが。

はい、夏休みしてました。息子たちと嫁さんの実家に帰省していました。たくさん思い出を作ることができて私自身、ハッピーな時間、期間を過ごせました。

今日はそんな楽しい時間を過ごす中で、それでも心の奥にくすぶるいくつかの思いをここで書かせてください。

1.夏休みの定義(大人と子ども)

 子どもの頃はわかりやすく夏休みの期間があって、その期間はおそらく多くの方にとって印象に残るものなのではないでしょうか。

私の息子を見ていても、やっぱり夏休みは普通の土日の休日とはちがう、特別なもののようです。

では、大人にとってはどうでしょう?

一口に大人といっても様々状況はあるかと思います。お子さんのいる方、一人暮らしの方、両親と暮らしている方、パートナーのいる方、色々ですね。

みなさん、大人になってから「夏休み」ってありますか。私は学校教員なので、大人になっても子どもの頃と同じような季節に、まあ子どもとそんなに変わらない期間の夏休みが今でもあります。

でも、それって結構特殊な状況なのは自分でも自覚していて、周りを見渡しても同級生や知人の多くは民間の会社員だったり、個人事業主だったりがほとんどです。

そういった方々にとっては、いわゆる子ども達のようなわかりやすい「夏休み」は存在しなくて、自分で工夫してその時期に休みを多めに当てはめることでつくりだしていると思います。(少なくともこの国では)

1週間くらいあれば長い方で、下手すると3日くらいしかまとまった休みが取れない方、全然休みのない方もいらっしゃると思います。

そうなってくると、お子さんが家庭にいらっしゃらない方々にとってはもはや夏休みというものはあまり大きなイベントではなく、社会一般で言われる風物詩のようなものになっているはずです。

なんか、いつの間にかそうなっちゃってるんですよね。気づいた時にはみんな大人になってて、働いていて、なかなか自由とは言えない状況で。

帰省先で、駅のホームに着いた時にたくさんのスーツ姿を見かけて、ふと、そんなことを思いました。

私はたまたま子どもがいるから「夏休み」期間としてこの時期を過ごすけれども、そうじゃない人もたくさんいるんだよね。って。

2.大人にとっての「夏休み」を考える

 だから何だという話ではあるかもしれませんが、みなさんもできることなら、子どもの頃のように1か月くらい、何も考えずに遊んでみたくないですか?笑

まあ実際には1か月というのは現実的に難しい方がほとんどだと思いますが、大人にも、そのような期間があってもいいよねって個人的には思ってて。

1週間でも、3日でもいい。それは個人の状況や価値観があるので。一度仕事から離れてリフレッシュする時間。

大人にとっての夏休みも、子どもとは違った意味合いで大切だったりするかもしれません。

学校(会社)で得られない経験を得るために学ぶことももちろん最高だと思いますが、「休む」というのもすごく大切で、我々大人が実は苦手だったりするかも。

子どもは遊ぶ方がメインで、ついでに学校行って勉強するという子が多いですよね。だから夏休みは彼らにとってはメインイベントなわけです。

それが、大人になると「休み」というのは多くの方にとってメインではなくなります。多くの時間は働いて、週に1回程度、休む。みたいな。

でもそれだとみなさんよくご存じだと思いますが、思いっきりは楽しめないですよね。例えば次の日が仕事という前日の午後、ディズニー行ってエンジョイしようってなかなかならないですよね笑

子どもは案外それでも行けちゃうもんなんですよね。次の日学校でも。だって遊ぶ方がメインなんだから。

大人はそうもいかないですよねぇ

3.今は「こういう時間」という意識

 だから、大人のみなさんは「今は休み!」という気持ちの切り替えが必要なのかもしれません。

あまり多くの期間休みは取れないけれど、今この瞬間、自分は仕事から離れて休んでいるんだという、意識的なお休みの取り方が大切。

次の日のこと、仕事のことを考えない。

なかなか難しいですが、そうすることで、我々大人も子どものような「夏休み」を取り戻すことができるのではないでしょうか。

ちなみに私は働いていた時には、いわゆる長期休暇を取る際に「予定より一日多く」取っていました。

その一日をどうするかというと、

家で何となく過ごします。次の日仕事なので、ちょっと準備しようかなとか、やらないといけないことについて何となく思考をめぐらせたりします。

そういう日を最終日にもってくることで、その前の日までのイベントをフルに楽しめるようにする工夫を私はしていました。

みなさんはどうでしょう。大人にとっての「夏休み」この機会に少し定義しなおしてみませんか?

もちろん、必ずしも「夏」じゃなくていいですよね。

息子の夏休み期間に便乗して楽しんできた人間のひとり言でした。

読者の皆さんが素敵な休日を過ごせますように。ではまた。