こんにちは、あさです。すっきりとしない天気がこのところ続いていて、洗濯物が乾かないですね。タオルが生乾き臭して嫌です。笑
さて、今日の話題は私が今現在書かせてもらっているこのブログについて。
きっかけについてはかなり前の記事で少しだけふれたような気もしますが。改めて、どうしてこのブログを運営しているのかお話しさせてください。
読者の皆様にとっても私あさがどのような思いを芯として持って言葉を紡いでいるのか知ってもらえると、今後の記事の読み方、感じ方が変わる方もいらっしゃるかもしれませんし、自分にとってもこの場ではっきりと書き示すことで、目的ややりたいことを明確にできると思った次第です。
1.コンセプト
コンセプトはずばり
「学校(教員)と保護者をつなげたい」
というものです。なぜそのように考えているかというと、自分のこれまでの教員としての経験に基づいています。教員として働く中で、保護者に対して
「どうしてわかってもらえないんだろう」
「どうして協力してもらえないんだろう」
「何でこんなこと言われなきゃいけないんだろう」
そういう思いを何度もしてきました。同僚と共有しても、やはりそういったことは多々あるようで「保護者に伝わらない(伝わってない)」ことって教育業界ではたくさんあると思うんですね。
もちろん、教員としてのキャリアは6~7年程度なので、分かった気になるんじゃないという意見も理解しています。私の父がそうでした。(父も教員でした)
「教師は10年やってようやく一人前だ。お前は少し考えを早まりすぎている」
父にこんなことも言われました。確かにその通りだと思います。私にはまだ、教育を包括するすべての事象に対して知見を持っているわけではない。というかそんなものはおそらく一生手に入らないと考えています。人間だれしも、学び続ける生き物ですから。
2.つなぐために
ですが、だからといってなにもわからないわけでもない。そのようにも思うわけです。こうして今まで現場で取り組んできた日々は間違いなく充実していたし、その中で得た様々な経験値は私の財産となっています。
自分がこれまでに得たものを、少しくらいパーツが足りなくとも一生懸命伝えていくことで、世の中の誰かには何か役に立つんじゃないか。
そのように考えたのがブログを始めたきっかけの一つです。(他にもいくつかあります)
保護者と教員をつなぐというのは、私の中でたとえばこのようなことを意味しています。
・教員が普段、どのように社会の物事を捉えているかを伝える
・教員には保護者がどのように見えているかを伝える
・教員には子どもがどのように映っているかを伝える
私は教員という立場を経験していますが、そうでない人にとってはなかなか理解できない学校独特の文化や考え、立場の違いがあると思っています。
その中にはきっと、気づいていない視点も多く存在していると感じていて、例えば、「教員の常識は社会の非常識」なんていう言葉もあったりします。
でも、当の教員は日々、未来の社会を担う子どもたちに対し、誠実に向き合ってたりするんです。ここでいう誠実とは、授業に対して、保護者に対して、自己研鑽に対してなどです。
何が言いたいかというと、教員が教職以外の職業、社会をなかなか捉えられないというのは同時に、その逆もあり得るということです。
この仕事をしていてよく感じるのは、学校という敷地の中で行われていることがあまりにもブラックボックスだということ。
みなさん教師の仕事内容、意外とわからなくないですか?授業、テストの丸つけ、徴収金の管理など。いくつか出てくると思いますが、このほかにも職員室の中で行う細かい仕事や、成績に関する業務など、傍目には見えないことがたくさんあります。(もちろんどの職種でもいえることですが)
教員が他の職業の業務内容やお金の流れなどに対して理解が少ない(人が比較的多い)のと同じで、他の職業で汗水流している方々も、学校のことをあまり知らない。
わたしはこのブログを通して、
「学校の先生って、こんなこと考えるんだ」とか
「学校の中ってこんなことが起こってるんだ」とか
「ほんとは保護者にこんなことを望んでるんだ」とかとか
教員の立場から、保護者との間をつなげられる何かを創っていきたいと考えています。
そのために、自分はたまたま書くことが苦にならない人だったので、ブログを通して伝えられることは積極的に発信しようと思い立ち、今に至っています。
3.新たな視点
そして最近、あさは病気休暇を取ったり、家族がふえたりと、ライフステージの大きな変化を迎えています。
そうした中で、これまでにはない「保護者」からの視点も得られるようになりました。
「ああ、こーゆーとこ学校って不親切だな」
「もっとこうしてくれたらいいのに」
「学校で子どもを預かってくれてることってめっちゃありがたいんだな」
といった保護者マインドも結婚して、子どもができたからわかってきたことでもあります。
「教員」としての立場と、「保護者」としての立場。どちらにも立てるようになって、初めて得られた知見も多くあります。きっとこれからもたくさんあるでしょう。
そうして得られたものを、できるだけ自分にできる方法で共有して、学校、教員、保護者、地域、様々立場はあれども理解し合えるコミュニティができたらいいなと思い、今日も記事を書いています。
ブログ名になっている
あさの教室
これは、もちろん私のペンネームが入っているというのもあるんですが、朝、窓を開けて喚起しているすがすがしい空気が流れ込む教室を思い浮かべ、学校ではないんだけど、家とも違う、学級担任と保護者がつながることのできる空間をイメージして、この名前を付けました。
それは、教員である私が考えていることをそのまま伝えることができ、保護者や地域の方(読者の皆様)が自由に行き来できる、もしくは意見(コメントなど)を交換できる場所です。
もちろんそれはSNSでもできたことですが、できるだけ「言葉」にこだわって、気軽さだけでなく一教員の生の声としてしっかりとある程度の文字数で伝えたかったので、ブログという形をとりました。
いずれ教員をやめたとしても、自分が得られた経験や今感じていることなどを記事にしていくということは続けられます。多くの方に読んでもらい、何か感じとってもらえるような場を提供したいです。
皆さんどうか気軽に、あさの教室に立ち寄って、自分にとってこの話題はどうだろうかと一つの判断材料にしていただければと思います。
そうは言ってますが、読んでくれるだけでとてもうれしいです。読んでもらえることが、コメントをもらえることがこんなに自己有用感を高めるのかと実感することができました。
これからも、みなさんから力をいただいて無理なく、子育ての合間に記事を投稿できればと思います。ではまた。