墓じまい

　こんにちは、あさです。関東では先日大雨が降ったようですね。

記録的豪雨という言葉もなんだか慣れてしまっていますが、大変なことには変わりありませんので、みなさんどうか豪雨の日の外出はお気をつけて。

さて、急にどうしたというタイトルではありますが、去年、叔父が急逝したり、その前の年には母方の先祖が納められていた墓を改葬したりということがありまして。

何かとそうしたことにふれる機会が多かったものですから、私の知っている範囲で、みなさんにも知ってもらえたらいいなと思うことなどを書きます。

Contents

１．墓じまいとは？
２．お墓の管理ってむずかしい．．
３．お墓のしまい方（施設の変更）

１．墓じまいとは？

　そもそもみなさん、

墓じまいってどゆこと？

って方も多いかもしれません。何しろ触れる機会が少ないですからね。

墓じまいとは、正式には改葬と言ったりもします。要するに、今あるお墓から故人のお骨を引っ越すことを意味しています。

引っ越し先はいくつかあり、縁のある親族のお墓に移したり、合葬墓などの施設へ移したりするなどして、新たな形で供養していきます。

例えば、私の母方の家系のお墓は、近くに住んで管理してくれていた親族が亡くなったことをきっかけに、先祖を合葬墓へ移すことで墓じまいを行いました。

近年、こうした

お墓の管理が難しくなってきなあ．．．

というニーズが高まり、お寺でお骨を預けていたり、合葬墓のように一か所に複数のお骨を納められる場所へ移す方が増えているようです。

２．お墓の管理ってむずかしい．．

　さて、ここで一度考えてみてください。今みなさんのご家族、ご先祖の眠るお墓はどなたが管理していますか？

そして、その方がいなくなった後、お墓の管理がどうなっていくか決まっていますか？

これって意外と普段意識されていない方が多いと思います。そして考えてみるとこれが難しいんですよね。

だれも近くに住んでないから管理できないよ汗

仕事が忙しくて墓参りできない．．

こうした人々はこれからどんどん増えていくと思います。日本は少子高齢化が進んでいますからね。

すると、次第に次のようなニーズも生まれてくるように思います。

・お墓の管理を任せたい

・個人としてお墓を持たなくてもいい

・住んでいる場所の近くで供養できるようにしたい

20年後、30年後は、もしかしたら一家に一つ、個人に一つのお墓という概念はなくなり、ある一つの場所にお骨を納め、他の故人も同じ場所で供養されるという時代が来るかもしれません。

実際、現代でも様々な方法があり、個人の供養の在り方というのは多様化しています。

先祖代々でつないでいく「継承墓」

一人で眠る「個人墓」

夫婦二人だけで眠る「夫婦墓」

二つの家系が一緒に眠る「両家墓」

管理の手間が省けて他の人と眠る「共同墓」

樹木やお花の下で眠る「樹木葬」

手元で供養をする「手元供養」

お骨をパウダー状にして海に撒く「海洋散骨」

https://www.lifedot.jp/ohaka-shurui/

　地方によっても慣習が異なるので一概には言えませんが、弔い方の多様化は今後のトレンドといってもいいかもしれません。