こんばんは、あさです。投稿がしばらく滞っておりました。
桜の季節となり、今日もニュースで春一番や春の嵐、桜の開花予想などが流れていました。来月、東京に行く予定なので、その時に桜がいい感じに咲いてたら、家族でお花見に出かけたいなあと思ってます。
さて、今日は時節柄、卒業式について書かせてください。
島と教え子とわたし
実は先日、教え子の卒業式に参加しました。前に勤めていた学校が離島でしたので、島まで半日かけて移動して、参加しました。
参加させてもらった理由は色々とありますが、一番はやっぱり息子を卒業生と会わせてあげたかったというのがあります。
長男は昨年度まで2年間、あさが勤務していた学校に通っていました。
その時、同じ学級だった一つ上の子に会わせてあげたかった。
今住んでいる場所に連れてくる前、長男は島に残ることを希望していました。しかし、様々な理由が重なって残ることが難しくなり、結果として一緒に島を出ることになりました。
本来であれば、在校生として見送ってあげたかったであろう彼を、なんとか参加だけでもさせてあげたかった。
わたしも、勤務していた学校の子が卒業した後、地元に戻ることを知ったので、ぜひ戻る前に直接「おめでとう」を伝えたいと思い、飛行機のチケットを買いました。
島へ向かうための船便も欠航している中、チャーター船に乗ってなんとか島に入り、無事、息子を卒業式に参加させてあげることができました。
真剣な表情で式に参加する息子の横顔を見て、来てよかったなと本当に思いました。
わたしも、教え子が答辞を読んだり、卒業認定を受ける姿を見て、なんだかとても安心しました。背も伸びて、その後ろ姿には頼もしさを感じました。
保護者とも話す機会があり、久々に思い出話や近況報告を交わすことができました。
なんと驚くことに、保護者の一人が「あさの教室」を読みに来てくれていることを知りました!ほんとびっくりしました。
どこでだれとつながるか、わからないものですね。これもご縁だと思って、その方が読み続けてくれるように、一生懸命記事書きますね。
そして、島の人たちとも再会できました。一泊だったので時間に限りはありましたが、お世話になった人に声をかけてもらい、今の状況や悩んでいることも相談することができました。
「ゆっくり休めよ」「またおいでね」
こんな優しい言葉を、他人に自然にかけることのできる島の人たちが大好きです。自分もこうありたいと、心の底から思います。
卒業式っていいなあと、あらためて感じています。周りが幸せになっていることが多いから。
すごくこう、なんというか、あたたかい雰囲気に包まれますよね。
自分も学生時代に何度も経験しましたが、教員になって初めて6年生を担任した時、コロナで卒業式を縮小して、思うように子どもたちを見送ってあげられなかったときにはじめて、卒業式のあたたかさや人とのつながりの大切さに気付くことができました。
今回もつたない文章ですが、別れの季節に私が感じた、島の卒業式に関するあれこれでした。
来年は息子が卒業を迎えるので、またこれも一つ、どんな気持ちになるのか楽しみにとっておきます。